普段は真面目で腰が低いのに、
お酒に酔った時だけ怒りっぽい。
翌日は自己嫌悪と反省のなかに、
二日酔いまで混ざって気分は最悪。
こんな経験があるかたは、
まずは反省をやめる必要があります。
「いやいや、悪いことをしたから反省でしょ?」
と思ったかもしれませんね。
実は反省というのが、
酒乱をさらに強くひきおこす原因。
今回はシラフでは腰の低い人が、
お酒を飲んだとたん怒りっぽくなる酒乱について、
簡単にできる解決策をお伝えします。
目次
酒乱の原因はシラフ時のガマン
真面目で腰の低い人ほど、
シラフのときに人間関係でガマンの連続。
空気を読んだり、
頼まれごとを引き受けたり、
いつも嫌なことでもニコニコこなす「いい人」なのです。
その我慢を1回するたび、
まるで貯金のように怒りがグングン溜まっていきます。
この怒り貯金のフタがお酒によって外れ、
溜まり溜まった怒りが出てくるのが、
酒乱の正体なのです。
ということは、
酒乱の酔いがさめた後に反省をしてしまうと、
そのガマンからまた怒りを溜めてしまうので、
酒乱→反省→さらに酒乱→さらに反省
→もっと大きな酒乱という、
最悪のループにハマってしまいます。
でも、笑い上戸や泣き上戸のように、
それほど迷惑ではない酒癖もあるのに、
なぜ怒ってしまう人が多いのでしょうか。
それは感情を溜め込む順番にヒミツがあるのです。
感情は怒り・哀しみ・喜び・楽しみの順番で出てくる
ヒトの感情のなかでも、
お酒を飲んだ時にでてくるような、
普段は心の奥にしまっている感情は、
怒り、哀しみ、喜び、楽しみの順番でしか
出せないようになっています。
だから普段から自分を抑えて周囲に気を配り、
怒りを溜め込んでいる人ほど怒りっぽくなるのです。
泣き上戸や笑い上戸の人は、
普段から怒りを上手に出し切っている人なんですね。
ということは、
酒乱になって怒ってしまった問題行動を抑えても、
根本的な解決にはならないどころか逆効果。
まずはシラフの時に怒りを
吐き出しておく必要があるのです。
怒りの吐き出しノートを書いてみる
いくら怒りを出しておきたいからといって、
他人に怒りをぶつけるわけにはいきませんよね。
そこで簡単にできる怒りの放出として、
ノートに腹の立ったことを書きまくる、
という手があります。
「日記に見たいに毎日書くの?」
と面倒に思ったかもしれませんが、
心配はいりません。
愚痴を言いたいときに書きなぐれば十分です。
ポイントは2つ。
1:絶対に誰にも見せない。
2:過去のドロドロした怒りこそ重要
この2つは必ず守ってください。
絶対に誰にも見せない
人に見られると思った時点で、
普段から気配り上手なあなたは、
怒りの相手に気を使って言葉を選んでしまうでしょう。
なので、自分しか見ない!としっかり決意して、
字も乱雑で構いませんので書き殴ってください。
過去のドロドロした怒りこそ重要
想像してください。
酔った時に「だいたいこの人はあのとき・・」
と、過去の腹の立つことに目がいきませんか?
これは溜め込んだ古い怒りが
お酒の力ででてしまっている証拠。
人に見せたくない過去のドロドロを
しっかり書き殴ることで、
人にぶつけることなく怒りを成仏させられるのです。
書くのが苦手で人に話せない怒りがあるなら
こんな悩みを人に話したらみっともない、
ドン引きされそうで恥ずかしい。
そんな怒りを吐き出したいときは、
プロのカウンセラーに任せてしまうのもひとつです。
100%あなたの味方なので、
安心して怒りを吐き出し切ることができるうえ、
トラウマや心の傷を癒しながら進めることができます。
だいいち、酒乱になる人ほど、
普段は気配りができて誠実な、
周囲にとって必要な存在。
そんなあなたが傷ついて反省してさらに荒れて、
こんなループにいるのは悲し過ぎます。
一人で戦っていてつらい、
そう思われるなら、
ぜひカウンセリングのご案内ページをご覧くださいね。
あなたがホンネでストレスフリーで生きられるよう、
全力でサポートさせていただきます。