辛かった出来事を、
「何か意味があってポジティブになる」
という言葉を聴くと、
ちょっと違和感を覚えてしまいます。
感情は自然に湧き上がるもの。
トラウマは平和な日常が壊れて、
その感情が傷になって残っているもの。
自然と出てくるものに、
ポジティブやネガティブみたいな
2つに1つ(二元論)を捨ててほしいのです。
どの感情もしっかり味わいきることで
自然と流れて経験に変わります。
たとえ嬉しい感情でも
「ここではしゃいだら叱られる」
というルールが強い人は、
嬉しいこともねじれて苦しい感情になります。
その苦しさが嫌な行動を引き起こし、
結果的にトラウマや心の傷になるのです。
辛い過去でもなんでも、
意味づけなんてしないでください。
これは「頭」の支配で物を考えている証拠。
心の声を無視することで
辛い思いをされているのに
「頭」で物を考えていては
ず~っと同じ場所をぐるぐると回ってしまうのです。
頭とこころを分ける考え方は
よければご覧ください。
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今感じている気持ちを、名前や理由、
善悪の判断をつけずに、とにかく「感じきる」こと。
もしもそのとき、
身体のどこかが反応しているなら、
その部分に手を触れてください。
のど、胸、胃、お腹のあたり。
手を触れた場所に意識を集中して、
「そこにいることに気づいているよ。」
と一声かけてあげます。
かなり微細な感覚なので、
何も感じないことが多いですが、
繰り返し行うことで、
感情を感じきる癖がついてきます。
感じきられた感情は、
トラウマとなって化けてでることがなくなり、
やがてただの「出来事」として
俯瞰して眺めることができます。
ぜひ試してみてくださいね!