【コラム】絶望のススメ

「未来に絶望しているんです」

 

淡々とした様子で語る方、

明るくハキハキという方、

泣きながらいう方。

 

色んな方に絶望の相談を受けます。

 

生きていく力が弱くなっていて、

死にたい、死にたくないけど生きたくない、

という生殺し状態です。

 

そこで今回は、生きる力を

チャージできるような記事にしたいと思います。

 

本当の意味での絶望を知る

未来への絶望を訴える方の気持ちは、

過去の自分の経験から、

痛いほどに共感できます。

だからまずは、未来を生きたくないほど

悩んでいる内容を吐き出してもらい、

心の応急処置をすませます。

 

でね、僕はゆっくりと

「いっそ、今の自分を殺してしまいませんか?」

と提案します。

 

未来に絶望している方に、

本当の意味での

「絶望」を味わってもらうのです。

 

 

絶望って、なんだか悲しいことみたいですけど、

叶えても嬉しくない欲望はさっさと

断ち切ってしまったほうが良いと思うんです。

 

 

たとえば、北にあなたの本当の望みがあるのに

ずっと南に歩いている状態。

「こっちは南だよ。」

と言われたら、さっさと反対方向に向かいますよね。

 

 

東京行のバスを、大阪行きのバス停で

いつまでも待っていたら。

「ここは大阪行きだよ。」

 

こういわれたら、さっさと別のバス停に向かう。

絶望って、こういう簡単なことなんです。

 

カウンセラーの役割って

本当の意味での「絶望」を

相談者に教えることだと思うのです。

 

「世の中に絶望しています。」

と相談する人は、

本当は絶望はしていません。

 

正しくは、

「世の中(多数派)のやり方に執着しています。」

という状態なのです。

「せっかく今まで歩いたから。」

「せっかく今まで待ったから。」

と今まで歩いてきた人生にこだわり

周囲を見渡すことなく

そこにしか居場所がないと思い込みます。

これをサンクコストといって、

慣れ親しんだものは、

たとえ不合理でも他よりも価値が高く見えてしまう。

・上司と合わない

・家族と仲が悪い

・お金が足りない

・将来がいつも不安

 

悩みって実は、

同じやり方でやってきたことに

執着してるから湧き出るのです。

 

で、その執着のせいで、

同じパターンの出来事を繰り返してしまう。

 

だから環境を変えても、

自己啓発に取り組んでも、

絶望が上手にできないから、

 

こころはいつも同じ場所で

苦しみ続けてしまって、

「死にたい。」

「生きたくない。」

という悲鳴をあげて、

絶望を勧めてくれているのです。

 

この意味を腹に落とし込んでわかったとき、

今までのあなたは一度死にます。

 

そして、もう一度、

赤ちゃんと同じ真っ白の状態で

生まれ変わりができるのです。

 

その赤ちゃんの状態に、

社会でやっていくためのフィルターを付ける。

 

僕が死にたいと言われたとき、

人生を「やり直す」のではなく、

「生き直し」ができるようカウンセリングを進めます。

 

と、ちょっと抽象的でしたが、

人生は何度でも「生まれ変わる」ことはできる。

 

だから、

「死にたい。」

「生きたくない。」

と思う心の悲鳴をタブー視せずに

優しく受け止めてあげてくださいね。

 

気持ちの受け止め方は、

メールレッスンで具体的に解説中です。

(詳細は下記画像をチェック)