トラウマを克服できる人、できない人

torauma

トラウマを抱えていると

何度もおもいだしては叫びたくなる。

 

おおげさな内容じゃないときでも

恥ずかしい思いや怒りが蘇って

人生すべてが嫌になる。

 

変えられない過去があるのって

本当につらいですよね。

 

でもなぜか、同じようなトラウマがあっても

簡単に克服できる人とできない人に差が

あるのも事実。

 

その差がどこににあるのかを

今回はお伝えします。

 

印象を書き換えるスクリーンワーク

スクリーンワークとは

トラウマになった場面をスクリーンで

見ている自分をイメージするワークです。

 

トラウマを心の中から追い出し

離れて眺めることで

まるで他人事のように客観視できます。

 

やり方はカンタン。

 

壁、消したテレビ画面、用紙など、

無地のものなら何でも良いので

そこにトラウマになった場面を

映し出されるイメージをしてください。

 

この時点で苦しくなる場合は

もっと軽めの失敗談などを

イメージしなおします。

 

対象にした画面にトラウマシーンが

映ったら、自分が望んでいた

ストーリーに変えて最初から放映しなおします。

 

気まずくなった友人と仲直りできた、

親に褒めてもらえた、

夫婦喧嘩がおさまっている、

 

「こうなれば良かったのに。」

という印象に書き換えていきます。

 

大事なのは1度でうまくやろうとしないこと。

 

たとえば体験から今まで

10回思い出していたとしたら

11回は書き換えないと克服できません。

 

嫌な思い出し方をした数だけ、

潜在意識は追体験をしているからです。

 

追体験を超えて印象を書き換えると

トラウマになった出来事を

思い出さなくなるか、

思い出しても嫌な感情がわかなくなります。

 

書き換えがうまくできないとき

書き換えようとしても

ネガティブな感情が邪魔をするときは

そのトラウマを克服した自分を新たに創り上げます。

 

たとえば友人関係のトラウマなら

その経験をしたおかげで

別の友人を救うことができたストーリー

を思い描いてみます。

 

トラウマを成長のもとにして

他の人の悩みに寄り添っている自分、

 

もしくは次は同じ失敗をせず

より楽しく生きている自分。

 

架空の出来事でもいいので、

トラウマの印象をポジティブなものへ

書き換えていくのです。

 

トラウマがあまりにキツイときや、

体験を変えるのに抵抗がある場合、

この方法がうまくいくことが多いです。

 

事実ではなく印象を書き換える

トラウマを克服できる人は

事実と印象は別物だとハッキリ

わかっています。

 

体験そのものを忘れたり

記憶から消すことは

残念ながら不可能ですが、

 

印象は自分が生み出したものなので

自由に変えることができる、

という考え方です。

 

ただし、その印象も

トラウマのショックで何度も思い出すうちに

潜在意識は重要な思い出として

記憶に強く刷り込んでいます。

 

潜在意識は繰り返し送られるものを

重要視し、良い悪いの区別が

つかないからです。

 

そのため、意識的に事実を

身体の外のスクリーンに映し出すことで

 

印象と事実を区別して

トラウマを克服できる感情に書き換え、

育てていくことができるのです。

 

事実と印象は分けて考える

事実と印象を分けて考えられる人は

トラウマの体験に感情を奪われることが

ほとんどなくなります。

 

これがトラウマ克服の第一歩です。

 

他方、体験を記憶から消そうとしたり

体験を嫌なものとして憎んだりすると

潜在意識はより一層、

その体験を思い起こすようになります。

 

繰り返し伝わる情報を

潜在意識は重視するからでしたね。

 

トラウマの克服には痛みが伴いますが

一度でも良いので「他人事」として

離れた視点で眺めてみる。

 

これだけでも

胸のつっかえがスーッと

とれることがあります。

 

それでもイメージがわかない、

という方は、この記事に書いてある

まずは自分を受け入れるセラピーに

挑戦してみてください。

【参考】

自己肯定感を上げる抱きしめセラピー