愛着障害かも?と思った人が行動パターン気づく記事

愛着障がいかも?と思われたかた、

こんな出来事があったのではないでしょうか。

 

【愛着障がい的な行動その1】

  • 人の顔色をすごく気にして疲れる
  • 気疲れしやすい
  • 「いらない人」にならないか不安
  • 笑顔が消えるのが怖くてつい合わせてしまう

 

【愛着障がい的な行動その2】

  • 親しくなるのが面倒で避ける
  • 恋人、結婚で縛られるのがイヤ
  • 仕事以外の付き合いはゴメン

 

上の二つは逆のタイプに見えますが、

実はどちらも愛着スタイルに影響されて

生きづらい人生になっています。

 

愛着スタイルとは、その人が持っている

対人関係のパターンのこと。

「助けて!」と素直に言えるかどうかが

大きくかかわっています。

 

愛着スタイルが安定している人

hug

愛着スタイルが安定している人は、

「基本的に、人は自分の味方」

という安心感をもっているので、

率直に助けを求めてます。

 

「なになにで困ったから、これこれを手伝ってくれる?」

「この部分について教えてもらえますか?」

 

という具合に、抵抗なくすんなりと

助けを求められます。

 

そして実際に助けてもらいやすいのです。

 

すると「周囲は私の味方だ!」と

安心して色んな事にチャレンジできます。

 

 

だからさらに周囲に信頼され、

自分も人への信頼を深めて、

良好な人間関係を築いていくのです。

 

愛着スタイルが不安定な人

worried

一方で愛着スタイルが不安定な人は、

助けを求める前に、

頼って嫌な顔をされることを恐れてしまいます。

 

「基本的に、周囲は私の敵だ!」

と思っているからです。

 

だから頼み方がぎこちなかったり、

おどおどしたりすることで、

実際に相手に嫌な顔をされるような行動を

無意識で選んでしまっているのです。

 

「大丈夫!」が口癖で、

無理していい人を演じてしまう人。

 

不機嫌そうな顔をすることで

周囲の気をひこうとする人。

 

または、言い訳や弁解、

背景や自分の気持ちを長々としゃべり、

相手をうんざりさせる人など、

不安定な愛着スタイルにもタイプがあります。

 

いざ助けてもらえそうになると、

「もういいです。」と断るケースもあり、

無意識に人の好意を拒絶してしまうのです。

 

 

無意識に、というところで大事で、

愛着障がいが「悪い」とか

「無能」とかいうわけではありません。

 

3歳ぐらいまでの間に作られる愛着スタイルが、

不安定なままに大人になったという状態。

 

また、軽度の愛着障がいは

3人に1人があてはまるといわれるほど。

 

もしあなたが不安定な愛着スタイルを

もっていたとしても、

気づくことさえできれば、

無意識では生きづらい行動をとらなくなります。

 

愛着障がいを自覚したらまずやること

愛着障がいはアダルトチルドレンと違い、

医師の診断でわかるものです。

 

※アダルトチルドレンは状態であって、

愛着障がいは診断です。

 

ただ、軽度の愛着障がいに関しては、

アダルトチルドレンと同じく、

自覚レベルで相談に来る方が増えています。

 

マンガでわかるシリーズが

愛着障がいをテーマに出版されるなど、

自己啓発的な意味で取り上げられることで

身近になってきたのでしょう。

 

自覚を持った方にまずやってほしいことが、

自分を責めるのをやめること。

 

他人とうまく関われない自分を、

これ以上痛めつけないでください。

 

愛着障がいを抱えていると、

自分が自分であるだけで価値があるという、

自己肯定感が低い状態が当たり前になっているからです。

 

一方、注意が必要なのは、

HSPやアダルトチルドレンと同じく、

レッテルを貼ってしまわないこと。

 

「私は愛着障がいだからうまくいかない。」

「愛着相がいだからもっと気遣ってよ。」

 

という姿勢になってしまっては、

せっかくの自覚が逆効果になってしまいます。

 

自分責めをやめて、淡々と行動パターンに気づく。

これだけで、今まで「無意識」にコントロールされていた生きづらさを、

自分に「意識」で変えていくことができます。

 

親への怒りが湧いて出てくるときは?

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愛着障がいに自覚が出始めると、

「親が愛してくれなかったから!」

と親への怒りが湧いてくることがあります。

 

それも無理はありません。

愛着障がいの説明のほとんどが、

親からの抱っこ、ハグが少ないから、

と説明されているからです。

 

「あのときお母さんが構ってくれなかった。」

「いつもお母さんが過干渉だった。」

「毒親が憎い…。」

 

という気持ちが自然と湧くとき、

先に吐き出し切ることは大事です。

 

※吐き出し方については、YouTube内で詳しく動画解説しています。

記事作成者、佐々木のYouTubeチャンネル

↓↓↓

https://mental-therapy.com/youtube

 

カウンセリング中でも、

なりふり構わずしっかり吐き出してもらいます。

 

そのあとに出始めるのが

これからは自分を変えていける

という気づき。

 

さらにカウンセリングが進むと、

親も精いっぱいだったのだ、

という他者への関心や気づき。

 

この段階までくると、

他者に心を開けるようになり、

人付き合いがスーッと楽になっていくのです。

 

とはいえ一人では難しいですよね

私のブログをはじめ、YouTubeやメルマガでは、

怒りの吐き出しや不安定なこころの回復、

自己肯定感アップをテーマに、

情報発信を続けています。

 

カウンセリングをいきなり受けるよりも、

こうした発信でカウンセラーについて

深く知ったり、セルフケアもしたり、

なにかできることから始めてみてください。

 

あなたの小さな気づきから生まれた

小さな行動の変化は、

かならず人生に大きな変化をもたらします。