共依存のなにがいけない?ラブラブとの3つの違い

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もしかして自分が共依存?と思って

悩んでいる方は少なくありません。

 

雑誌やネット上でも、

流行り病みたいに使われていて

共依存の意味がわかりにくくなっています。

 

相手に尽くしたり、

お互いに頼っているからといって

すぐに共依存と決めるのは考えもの。

 

ラブラブなカップルを見ると、

「あの人たち共依存じゃないの?」

と言い始める人が結構多いのも事実。

 

とはいえ当人たちは、

「うまくいってるんだから放っておいて!」

となりますよね。

 

 

実は共依存とラブラブの差って

お互いに自己肯定感が高いかどうかに

かかっています。

この差はとても大きいのです。

 

今回の記事では。

共依存とラブラブの違いをテーマに

3つの特徴をチェックして

共依存の姿を浮き彫りにします。

 

もしかして私って共依存?と

感じる方はぜひ読んでくださいね。

 

本当は不快と思っていても隠す

共依存になっている人は、

自分の居心地の悪さを隠すのが特徴です。

 

たとえば恋人同士でも、

本当は相手に直してほしいところが

あったとしても、

「それを悪く思う自分がダメ。」

という判断から、自分の気持ちを無視します。

 

さらに、友人に相談しようものなら

「そんな人とは別れるべき!」

批判される不安が大きすぎて

一人で抱えがちになってしまうのです。

 

自尊心があまりにも低く、

極端な例ではDVを受けている方でも

同じ考え方をしていることもあるのです。

 

感謝してくれないと怒る

自分自身が、他人の批判を恐れて

本心を隠し続けているため、

他の人にも「本心よりも私を優先して!」

という気持ちで接してしまいます。

 

なので、とことん尽くす態度を見せて

実は感謝や承認

ものすごく欲しがっているのです。

 

この関係は親子関係に多くなります。

 

子どもの世話を1から10まで行い、

その代わり子供から感謝を求める。

 

感謝をしなければ不機嫌になって

子どもに感謝を強要。

 

その後も自分にとって

心地よいリアクションを子どもに強制する。

 

こうして直接的には

「私を褒めて!」などと言えない分、

心に怒りがたまっているので、

ネチネチとした言い方にもなりがち。

 

 

だから余計に子供は気を遣うか、

うんざりして離れていくか、

いずれにしても

健全な関係が難しくなるのです。

 

このような親を見て育つと、

次は子供が恋愛、友人、仕事などでも

同じ態度をとってしまいます。

 

相手の感情を背負い込む

他人の不機嫌な態度を自分のせいと思ってしまう。

これも共依存者に特徴的な行動です。

 

恋人が黙っただけでも

「私が何か悪いこといった?」

と焦って不安が大きくなってしまいます。

 

LINEの既読スルーなども同じです。

 

自己肯定感が低いために

「相手の都合が悪いだけ。」

と考えることはできず、

常に自分を責めてしまいます。

 

こうなると相手の不機嫌

(と自分が思った行動)を

自分の不安に変えてしまい、

相手と自分の不機嫌の境界があいまいに。

 

そうすると相手が他の人に

関心があるときは最悪です。

 

「私に魅力がないから他の人にとられる。」

「私が欠点だらけだから捨てられる。」

 

といった不安で心がいっぱい。

 

さらに相手を支配するために

よりいっそう尽くしまくる悪循環に

おちいってしまいます。

 

これらの3つの特徴は、

自己肯定感が低いためにおこる

見捨てられ不安と、

不安を埋める支配欲とで成り立ちます。

 

共依存とラブラブは自己肯定感があるかで変わる

共依存は世話好きな人に見えて実は

不安と支配の不自由な関係

ということがわかります。

 

ここで大事なのが、

ありのままの自分に価値を感じる

自己肯定感の高さです。

 

世話好きな性格だったとしても

お互いの関係に飽きれば

立ち去れば良いだけです。

 

これが本当のラブラブです。

 

これが「世話」が好きなのではなく

不安を「世話から得られる感謝」で

埋めようとするのが共依存。

 

当人は強い不安のなかを生きているので

周囲が辞めさせられるものではないのです。

 

さらにいえば、

大人になるまで強い不安のなかで

頑張って生き延びてきた人が

共依存になりやすいのです。

 

決してバカにされるような方では

ありません。

 

このブログでは、

自己肯定感を簡単なワークで高める記事も

書いています。

自己肯定感を上げる抱きしめセラピー

 

共依存の自覚があって

一人で取り組むのが難しいときは

カウンセラーや自助団体などを

探してみてください。

 

私のカウンセリングでも

どんなお悩みにも徹底して寄り添います。

 

ありのままのあなたが、

自分で自分を好きになれることを

心から願っています。

 

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アダルトチルドレンに共依存者が多い理由