人付き合いを避ける愛着障がい「回避型」の克服プロセス

人と深い付き合いになるのが苦手。

恋人と最初は仲がいいけど、

数か月でだんだん重たくなってくる。

自分のことを打ち明けるのが苦手。

 

こうした特徴があてはまり、

必要な時にも助けを求められずに

辛くなってしまうのが愛着障がいの回避型

 

今回は愛着障がいの「回避型」の特徴と、

回復へのプロセスをお伝えします。

 

回避型の愛着スタイルの特徴

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父母、もしくはどちらかでも、

子供に無関心な態度や、

忙し過ぎて構えなかった場合に

なりやすい愛着スタイルです。

 

愛着スタイルとは、

ストレスを感じたときに起こす、

対人関係での行動のこと。

 

回避型の愛着スタイルでは、

困ったときにヘルプを出さない、

人の失敗を指摘する前に自分で背負う、

初対面の緊張を避けるために打ち解けない。

 

といった行動が見られがちです。

 

そのため、協調性が必要な場面では、

同僚とぶつかったり一人で背負い過ぎることがあり、

こころだけではなく

身体に負担もかかりやすいのです。

 

回避型は抑圧された怒りと恐怖を抱える

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愛着スタイルは0歳~3歳ぐらいで

形成されて、その人の行動の仕方に影響します。

 

回避型の場合、泣いて助けを求める赤ちゃん時代に、

泣いても抱きしめてもらえないことが多かった、

といわれています。

 

幼いながらも母親の助けを手段として、

泣いていては無視される苦い経験を味わうと、

それを避けるために泣くことをやめます。

 

なんて健気なことでしょう…。

 

この健気さが、大人になると、

「どうせわかってもらえないし。」

「頼られるのもわずらわしいしね。」

とニヒル感満載になってしまうのです。

 

でも、その根っこには、

「わかってほしいけどどうせ無理。」

「拒否されて傷つくのはもうたくさん。」

といった怒りや恐怖が強く影響しています。

 

その結果、人づきあいを避けたり、

しつこく干渉されるとキレたり、

集団で人とぶつかりやすくなるのです。

 

自分の生い立ちや過去を封印している

回避型の方は多くの場合、

小さい頃の記憶を思い出せません。

 

厳密にいうと思い出そうとすると

頭が痛くなったり気持ちがざわついたりして、

無意識でブロックしてしまうのです。

 

すると幼い頃に作った愛着スタイルと

向き合うこともできないので、

原因がわからないけど生きる力がわかない

という傾向があります。

 

人は納得できないものを怖がり、

無理にでも理由をつけようとするので、

「自分は冷たいヤツだ。」という自己嫌悪や、

「うっとうしい他人は嫌い。」

という人間嫌いを発動して、

より回避行動を強くしてしまいます。

 

回避型の愛着スタイルの克服プロセス

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愛着障がいに限らず、カウンセリングすべての目的は、

不自由な考え方の原因になった感情を、

味わい尽くして消化すること。

 

そのためには言葉にならないモヤモヤを

言葉にする作業が必ず必要です。

 

愛着スタイルのもとになった両親との関係、

「ああしてほしかった。」

「あんなことが怖かった。」

という気持ちを言語化することが必要です。

 

本当は優しく抱っこしてほしかった、

すごいね!と認めてほしかった、

ありがとう!って言ってほしかった。

 

得たかったけれど得られず、

「もういいや、どうせ叶わない。」と

諦めのもとになった出来事を

丁寧に感じていくのです。

 

ただし、回避型の方の場合は、

思い出そうとするだけでも一苦労。

これは当時の無念さを味わうことを

どうしても避けたい防御反応が起こるから。

 

なのでまずは、辛い反応が起きても

安心して支えてくれる人、場所を作ること。

これを愛着の「安全基地」といいます。

 

配偶者、恋人、友人、サークル活動などが

安全基地になりやすいですが、

気持ちをノートに書き出すこと、

カフェなどの気持ちよく自分と向き合える場所、

SNSやコミュニティスペースなど、

人だけでなく、ゆるく人と繋がる手段も

十分に効果を発揮します。

 

カウンセリングの場合は、

カウンセラーが安全基地となり、

どんな内容でも味方をしながら話を伺います。

 

自分の頭の中だけで考えていると、

どうしても回避型の世界観で物事をみがち。

 

きつく締めた心のフタを、

少しずつゆるめていくことが、

愛着の傷を癒す第一歩になるのです。

 

もう一人で無理をしないでください

回避型の場合、追い込まれるほどに

一人でやりきろうと無理をします。

 

その結果、周囲の人にとっては、

「この人に私は必要ない。」という

寂しい思いをさせることも。

 

人には本来、誰かのためになりたい欲求があって、

たとえば定年後に交差点に立つシニアは

人の貢献欲を表す良い例です。

 

こころのなかであなたを助けたいと思っているのに、

そっけなく見える「救助不要!」のサインを出されて、

案外さみしく思っている人も多いものですよ。

 

いきなりすべてを見せることは難しいですが、

あまりピンチじゃないときに、

あえて手伝いを求めてみることも、

周囲をほっとさせることを知っておいてくださいね。

 

正反対のタイプが不安型

人に頼っても甘えても不安、

先読みをして不安、顔色を伺って不安。

 

こうしてあなたの領域に入ってくる、

ちょっと面倒な人っていませんか?

 

愛着スタイルの不安型の人は、

回避型とは正反対にいるタイプ。

人に頼り過ぎたり合わせすぎたりして、

自分で疲れ果ててしまうタイプです。

 

もしもこういう人が恋人や友人にいたら、

回避すると逆効果。

もっと不安がってあなたに迫ってきます。

 

カップルのうちどちらかが

不安型か回避型である確率は50%といわれています。

 

まずはこういうタイプがいる、

ということを知ってから、

会話を回避した態度や行動で示すのではなく、

率直に感情を伝えるようにしてくださいね。

 

※不安型については、顔色を伺う、捨てられる前にキレる愛着障がい「不安型」の克服プロセスで解説しています。

 

回避型の内容については動画もアップしています

愛着障がいの回避型については、動画でも解説しています。

また違った切り口で話しているので、

よければご覧くださいね。

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