アダルトチルドレンには結婚や恋愛みたいに
親密にず~っと一緒にいることは確かに苦手。
だからといって
結婚や恋愛が難しいわけじゃありません。
難しいケースは
自分がアダルトチルドレン要素をもっていると
認めない場合です。
「私は重たい恋人じゃないし。」
「いつも男(女)運が悪いだけだし。」
という具合に、
「相手が悪い。」とだけ思っていたら
黄色信号。
さらに「どうせ自分がいつも悪い。」とも
思っていたら赤信号です。
自分も相手もせめてしまって
気づいたら人と親しくなることも
つまらなくなってしまいます。
とくに世話焼きな性格の場合は、
「あんなにしてあげたのに!」
と怒ってしまって
相手のペースを考えられないことが
多いのです。
いっぽうで出しゃばった自分を
「恥ずかしい、消えたい。」
と思い一人反省会の連続。
こんな状態では確かに、
恋愛や結婚は難しいかもしれません。
そこでほんの少し
自分自身のチェックとすぐできる解決策を
試してくれたら嬉しいな~と思って
この記事を書いています。
カウンセラーの私が、
カウンセリング中に提案して
効果のある方法なので、
ぜひやってみてくださいね。
ひとりごとで本音をいう
まずはひとりごとで、誰もいない場所で
本音をつぶやくことから始めてください。
「そんなことに意味があるの?」
と思いますよね。
これが効果絶大なのです。
ポイントは誰もいない場所、という点。
あなたに足りないのは
安心して本心をさらけ出せる場所。
誰かに聞かれたり見られたりすると
無意識の緊張で頭がいっぱいに。
「今の発言おかしくないかな?」
「嫌われるんじゃないかな?」
みたいに自分を抑えつけるチカラが
働いてしまうのです。
なのでまずは、
誰もいな場所で
「本当は私、こうしたかった。」
という練習からはじめてください。
たとえば、
「したくないセックスをした。」
「もっと構ってほしかった。」
「実は寂しいかっただけだった。」
「バカにされた気がした。」
など、ネガティブなものも
ドバ~っと吐き出してくださいね。
よく言われるきれいごとの解決策
ここから少し、ネットや本でよく言われる、
できそうでできない解決策を言いますね。
これを読むと「ひとりごと」が
むちゃくちゃ大切なのがわかります。
アダルトチルドレンにとって、
相手に本音を言うのはすごく勇気がいること。
それをあえて出し続けるとどうなるか。
ものっすごく自分を好きになれます。
ちゃんと本音が言ったとしても
あなたが恐れるような
「嫌われて孤立してしまう。」
ということは起こらないからです。
嫌われたとしても、
あなたを「都合のいい人」と思う人が
離れていくだけ。
結局は良好な人間関係を
引き寄せることができます。
なんてきれいごと、
よく見かけませんか?
まずは自分を愛しましょう、みたいな。
それができたら苦労はない!
と絶望しちゃうと思うのです。
でも、正論であり、真実でもあります。
その練習のために、
無理なくできる「ひとりごと」から
本音を吐き出す練習をするのです。
なんでそこまで
本音を出すことに意味があるのか、
次で解説をします。
ブロックをコツコツ外すしかない
アダルトチルドレンは幼少期から
こころにブロックを積み続けています。
嫌われないように、
恥をかかないように、
目立たないように、、
そうして
先に相手の機嫌を伺ってしまい、
判断基準にしちゃうことで
本音をどんどん抑えつけます。
そうしないと、
両親が不機嫌になってしまうなど、
生き残りに関わる苦しみがあったから。
だから本音を言おうとすると
頭、ノド、胸、胃のあたりに
ぐ~っと圧力がかかります。
この不快感を避けるために
相手の顔色を見てホっとしたり
自分の意見を無意識抑えたり
してしまうのです。
これが態度に現れると
機嫌を伺い過ぎてオドオドしたり、
本音ではイヤでも相手に尽くしたり、
緊張と怒りがたまっていきます。
こうして子供のころから
ず~っと溜まってきた不快感が
相手と親密になるのを邪魔してきます。
「恋愛は楽しくないぞ。」
「楽しいのは最初だけ。」
「どうせ長くは続かないぞ。」
と無意識で恋愛や結婚を
避けるようになるのです。
このブロックを外すためには
「本音を出してもオッケー」
とこころに覚えてもらう必要があります。
その練習が誰もいない場所での
ひとりごと作戦なのです。
本音を言うことに慣れてくると、
カウンセリングの現場では
レベルをあげていきます。
空のイスを使って、
恋人に意見を言ったり、
架空の自分と会話したりも
するのです。
ちょっと苦しい作業ですが、
筋トレのように心も鍛えられて
「ありのまま自分でもオッケー」
と思えるようになってきます。
ここまでできてやっと、
自分を愛して人も愛する、
という段階にくるのです。
そもそもあなたが悪くないと認める
アダルトチルドレンの要素が強いのは
家庭で生き残る必要があったから。
そもそもあなたが悪いわけじゃありません。
だから恋愛が苦手で結婚が難しくても
あなたがダメなわけじゃないのです。
コレを自覚してください。
べつに「私はアダルトチルドレンだ!」
なんて宣言しなくても大丈夫。
情報収集をしたときに
機能不全家族なんて言葉を聞いて
親を恨んだり、
家族を否定された気分に
なったりしなくてもいいのです。
生き残るために仕方なかったんだな~
と自分を優しく労わってあげましょう。
同じ思いを恋人もしている
あなたと同じ思いを、
80%の他人がしています。
なぜなら日本人の80%が
アダルトチルドレン要素を持っているから。
他人と調和して、迷惑をかけない、
目立つのは恥ずかしいこと。
こんな文化で育った民族だから
それも当然のことなのです。
なので、自分をいたわってあげたら
次は恋人もいたわってあげます。
彼氏(彼女)にイラっとしたときに
「この態度も生き残るために必要だったのだ。」
と思いっきりイメージを膨らませていきます。
自分の本音を言えるようになっていれば、
相手の本音も大事にする気持ちになれるはずです。
とはいっても面倒くさいとき
カウンセリングの目的は、
無意識でくる悪感情を消していくこと
と僕は思っています。
対象が無意識なだけに
一人で取り組むのが面倒なのです。
食欲を抑えるダイエットと同じ。
自然にわきあがる感情は
改善に時間がかかります。
もしも一人では難しいと思われれば、
無料メールレッスンをしているので、
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一人で無理をせず
一緒に頑張っていけたら嬉しいです(^^)/