ネガティブ感情の暴走で迷惑をかけたときの対処法

ネガティブな感情、たとえば我慢とイライラが爆発して、怒鳴ったり投げ出したりしたとき、感情が収まった後に自己嫌悪になりますよね。

 

とくにアダルトチルドレン、hspの場合、普段は相手の気持ちを敏感に察知して動けるので、周囲から良い人と思われがち。それだけにネガティブ感情をまき散らしたときは、周囲に驚かれてしまいます。

 

驚くのは周囲だけではありません。

本人だって驚くのです。

 

「いつもは我慢できたのに。」

「周りに迷惑をかける自分はダメだ。」

 

と落ち込む感情も敏感にキャッチして、

人一倍自分を責めてしまいます。

 

子育て中のお母さんが、こどもを怒鳴る。

職場で部下を怒鳴ったり、

怒鳴られた部下が突然の退職。

 

爆発した心の暴走を止めない限り、

衝動的な行動を繰り返してしまいます。

 

この原因はズバリ、

本音を抑え込んでいるから。

 

しかも無意識、無自覚だから怖い。

たとえばAC・HSPに多い完璧主義。

 

「完璧主義なのは本音だから、我慢はしていない。」

という方もたくさんいらっしゃいます。

 

こういう方が実は、

もっともガマンを抱えて爆発しやすいのです。

 

 

先の展開を一人でシュミレートして

怒りをぶつけた人に会うのも嫌になり、

人間関係を断ち切ることも。

 

こんなときに、「失敗は次に活かせばいいよ!」なんて励ましは苦痛以外の何物でもありません。普段から抑えていたホンネが爆発しているのに、爆発をとめようとするのは逆効果。

 

さらに我慢が積もり、次の爆発をより激しくするだけです。

 

ではどうすればよいか。

 

まずは結論をお話した後、

根拠になる心の仕組みを理解して、

自己嫌悪を癒しながら次の爆発を防いでいきましょう!

 

行動パターンを縛る信念を確認

あなたが本音と思っている行動は

信念に縛られた錯覚かもしれません。

 

信念はあなたの行動パターンを決める

「こうあらねばならない。」

という考え方のこと。

 

完璧でなければならない。

人を喜ばせないといけない。

ルールは絶対に(疑わず)守るべき。

 

といった考えです。

他にも、心理学では60個近くの典型的な信念があるとされています。

 

今、イライラして我が子に当たってしまったとします。

 

当たったことそのものを捉えるのではなく、

その底にある信念を探ります。

 

子どもは親の言うことを聞くべきだ。

完璧な親であらねばならない。

もたもたせずにテキパキせねばならない。

 

こうした気持ちをそのまま、

他の人間である我が子にぶつけていないか、

その信念はなぜ自分に芽生えたか。

 

丁寧に洗い出せば、

無視されて暴走してきたホンネに気づき、

心が穏やかになるのです。

信念を持つメリット・デメリット

自分の本音と向き合ったあと、

その信念を持ち続けるか、

メリットとデメリットを比べて

自分で決めることができます。

 

完璧主義なら、

50点のデキでよしとしてみる。

 

でも、譲れないところは

完璧のままでいてみる。

 

ルールを疑う癖もつけてみる。

相手にどんな信念があるのかを

考えて話し合ってみる。

 

何でも我慢するのではなく、

そして自分や他人を責めるでもなく、

どういう信念で動かされているかを

理解しようとしていきます。

 

その姿勢だけでも、

わかってくれなかった他人は

あなたに理解を示しますし、

 

あなた自身も心と行動が一致して、

気持ちが楽になるのです。

 

信念を変化させる方法については、

別記事で詳しく解説しています。

 

完璧主義のアダルトチルドレンの克服方法、

というテーマの記事で取り扱っています。

アダルトチルドレン「ヒーロ(英雄)」の克服方法

偽の心を本音と錯覚している

上にあげた本音と違う行動を引き起こす

信念のことを「不自由な信念」と呼びます。

 

不自由な信念を選ばないと、

幼少期は生きてこれなかったため、

大人になってもそれを本音と錯覚するのです。

 

たとえば親にとって完璧でないと、

愛されなかった。

 

無力な子供にとって、

愛を失うのは生命にかかわる危機。

 

だから常に完璧であるように

自分を抑えて緊張していた。

 

これが大人になっても現れ、

ルール違反にキレてしまったり

自分を責めすぎる完璧主義になったりするわけです。

 

でも、これは不自由な信念による

偽の本音(偽の心)です。

 

自分の信念を、

繰り返しがちな行動から探って

向き合ってみることで

本当の「本音」が見えやすくなります。

 

目を背けたい出来事もあるため、

苦痛を伴うこともありますが、

その先には劇的な生きやすさがあるのも事実。

 

人生がひっくり返る不思議な感覚を

ぜひ味わってほしいと思います。

 

一人でやるにはハードルが高い

とはいえ、正直言って、

一人でここまでやるのは難しいでしょう。

 

カウンセリングを通じても、

簡単なセラピーでこころを慣らし、

十分に信頼関係を築いてから

取り組むような課題です。

 

この記事で信念とホンネについて

「ぜひ頑張って探りたい!」

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