必要とされたいアダルトチルドレン「プラケーター」の克服方法

嘆いてばかりいる母親をそっと慰める役割を背負う

アダルトチルドレンをプラケーターと呼びます。

小さなカウンセラーとも呼ばれ、

嘆くことで関心を集める母親を慰め、

感謝されることを存在意義にします。

 

こうして母親の自立心は薄れ、

さらに嘆いてプラケーターの関心を惹き込み、

プラケーターもさらに必要とされるために

相手が欲しい言葉を探し続ける。

 

この状態を社会でも続けてしまい、

相手の欲しい言葉を探していないと不安になり、

自分を主張できない

アダルトチルドレンとなってしまいます。

過去よりも「今、ここ」の感情を見つめる

プラケーターの克服には

過去のトラウマよりも、

自分の感情を後回しする癖を治すことから始めます。

 

後回しにしてきた自分の感情を

本当はどうしてほしいのか、

どうなりたいのかをイメージします。

 

そのために、

今抱えている生きづらさを挙げて

それをひっくり返す作業をします。

 

たとえば、

「本当はNO!と言いたいのに言えない」

という悩みがあるときには、

NO!と言えた自分はどうしているか。

 

そのとき自分が発するだろう言葉、

相手の反応や声、いる場所などを

丁寧に洗い出していきます。

 

そして、その理想に向かって

「今」できていることと

できていないことの差をハッキリさせます。

 

出来ていないことを見つけたら、

それができるようになるまでに

今すぐ100%できることを探し

成功体験の積み上げを始めるのです。

 

たとえば別れたい彼氏がいて、

どうしても別れ話が切り出せない場合。

 

どこでどんな言葉で彼氏に打ち明けるか、

無事に別れた後の自分の気持ちは、表情は?

 

というふうにイメージしていきます。

 

そのためにすぐできる一歩として、

一日だけ連絡を絶ってみる、

半日だけスマホの電源を切る、

1時間だけスマホを置いて出かける、

など、確実にできそうなことから始めます。

 

こうすることで、

内気なプラケーターにはは

手に入らないと思っている未来が、

当然くるべきものという

認識に変わっていくのです。

 

 

※もともと感情がでにくいため、

自由に未来をイメージするよりは

問題を取り除いた未来を考える方が

スムーズに話が進みます。

 

プラケーターは母娘の関係に多い

夫の関心が自分に向かないことを嘆く母と

それを慰める構図が多いのが特徴です。

 

「お母さん、元気出して。」

とそっと肩に手を置く娘と、

「あなただけが頼りよ。」

と涙ながらに訴える母親。

 

娘は母親の期待を重たく思いながらも、

必要とされることに満足してしまい、

母親を慰め続けてしまいます。

 

人に優しくすることは悪いことではありません。

でも、その優しさの意図が問題です。

 

プラケーターの心の奥には

自分のからっぽの心を、

他者からの感謝で埋めたい気持ちでいっぱい。

 

だから常に感謝を得ていないと

不安になってしまい、

自分のことは後回しになり過ぎるのです。

 

世話役の「イネイブラー」との違い

自分のことが後回しになるのは

「イネイブラー(世話役)」とよく似ていますが、

プラケーターの場合は嘆いている人を

そっと慰める消極的な態度が特徴。

 

せっせと世話を焼くのではなく、

悲しむ人のこころを癒すために、

ひたすら聞き役に回ることで

自分の虚しさを満たしています。

 

また、イネイブラーは性別や親兄弟に関係なく、

せっせと世話を焼きます。

 

心理面のサポートというよりは、

何かをしてあげる「行動」のサポートが多くなります。

 

プラケーターは敏感さが研ぎ澄まされる

子どもの頃から聞き役に徹しているので、

人の気持ちを敏感に察知できます。

 

すると、大人になると

「私にはこの人の気持ちがわかる。」

と思い込んでしまいます。

 

本来、人の気持ちを完璧にわかる人なんていません。

 

でも、敏感で共感力が高いために、

人の気持ちをわかったつもりになって、

相手が喜ぶ言葉、態度を必死に探し続けます。

 

共感力に自信がある分、

思うように相手の気持ちが察知できないと

むちゃくちゃ不安になるのです。

 

その努力の甲斐もあって、

最初のうちは頼ってくれる人を見つけられます。

 

さて、ここからが見捨てられ不安との戦いです。

 

自分がいなくなっても相手が平気、

という状態をプラケーターは我慢ができません。

 

なので相手が元気に、自立してしまうと困るのです。

なぜなら「相手が離れる=見捨てられる」

と思っているから。

 

 

だからおかしなことに、

相手を気遣って聞き役になりながらも、

相手が癒されて自分から旅立つのが怖くて仕方がない。

 

 

それを相手も感じ取ってしまうと、

相手も無意識に憂鬱や嘆きを引き寄せてしまい、

お互いに不安から抜け出せない

「共依存」になってしまうのです。

 

ダメ男との共依存恋愛になりやすい

上の例で恋愛を挙げましたが、

プラケーターは「都合の良い女」として

男性に尽くし過ぎることが多くなります。

 

それも心理的に支えながらも、

相手の自立を望まないために

お互いに離れられない共依存になりがちです。

 

そのため、

離れたいと思った自分の感情を確かめ、

離れた後の自分を

はっきりイメージするケアが必要です。

 

そうして成功体験を積むことで

ありのままの自分に自信をもっていくこと。

 

自信を持てると、今まで抑えていた感情も

顔を出し始めて、

理不尽な要求には「怒り」を使って

拒否できるようになるのです。

 

※怒りの大切さはアンガーマネジメントを安易に使うと危険な理由で記事にしています。

 

プラケーターは怒りを感じることが目標

相談者の方とお話をしていて、

プラケーターの要素を持つ方には

「怒りをちゃんと感じましょう。」

というお話をします。

 

無意識で怒りを抑えつけてマヒさせているので

理不尽な要求にも

「(こんな私なんだから)応えてあげて当然。」

という無価値感を常に感じています。

 

怒りを感じられるようになってくると、

今まで叶えようとしなかった

自分の本当の望みも感じやすくなります。

 

そうすると、他人のために使っていた時間を

自分の望みを満たすために使えるようになり、

共依存的な人づきあいが減ります。

 

まずは日常の「イラ!」とした瞬間を

おさえずに大切にして、

自分の本当の望みを見えやすくしましょう。

 

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