アダルトチルドレンやHSPの方で、
とくに人のニーズが良くわかる人に多い、
「マジメ」と言われるのが不本意と思う相談。
マジメという言葉の中に含まれた意味を、
周囲のニーズにあっていない、
おもしろくないヤツという見方を
こころの深いところでしてしまうようです。
カウンセリングを受けることで
存在そのものがとても価値がある、
と思えるようになれば解決しますが、
最初は受け容れられないのも無理はありません。
だって明るくふるまうことで
どうにか存在価値を保ってきたのだから。
「ほんとそれ。」
「あるある。」
と思ってくれたあなたに向けて、
今回は僕も気合をいれて
メッセージを届けたいと思います。
僕は「ピエロ」型のAC&HSS型HSP
僕ね、学生時代からずっと、
「佐々木君?ああ、マジメな人やね」
って言われるのが大嫌いでした。
なんだかつまらない人って言われるような。
なんだか辛気くさいって言われるような。
そんな気がしていたのです。
特にピエロ型として家族内でおどけて、
でも家族からは変な奴扱いでスベる。
HSS型なので刺激を求めて
ジっとしていられないから、
過度に笑いを取ろうともっと必死に。
HSP気質を活かして、
周囲が言ってほしいことや空気は読めるから、
家庭外では友人が多い方でした。
ご相談者さんも僕も、
カウンセリングに来られる方の多くは
根っこがマジメな方で、こんな人生を
共感いただけるのではないでしょうか。
無理に明るくふるまってしまったり
周囲への警戒心から強気になったり
目立たないようにしたり、
マジメを脱出する努力をする。
でもね、これって
自分にとってはあまりに残酷。
たとえ周囲から
「おもしろいね!」
「友達が多いよね~。」
と言われたとしてもです。
なぜか?
本当は人一倍ウソがつけない
マジメさを持っているのに、
自分にはウソをついているから。
こころのなかでは、
おとなしくて真面目な本心と
明るくふるまい過ぎる偽の心との、
超強力な綱引き状態。
僕なんて、
本当は部屋で小説読んで、
Amazonプライムで「かもめ食堂」シリーズをみて、
ポテチ食べながらサイダー飲んで、
エアコンを効かせた部屋で
ゴロゴロしてるのが至高なのです。
でも、過去の僕は無理に明るくふるまって、
友人が増えて誘われるとホイホイ出かけてしまう。
そうしないと、
自分を保てない気がするから。
自分で自分を満たせない、
ゴロゴロしている自分を許せない、
だから他人の笑顔で自分を満たしてしまう。
いつも心はヘトヘトです。
僕はこれに限界が来て、
カウンセラーになる前に
故郷も友人も仕事も全部投げ出して、
地元から500km近く離れた
山奥にひきこもったことがあります。
空港もない、鉄道もない、
船に乗らないとたどり着けない、
まさにポツンと一軒家です。
こうでもしないと、
一生、地元で公務員をし、
他の土地をほぼ見ることなく、
楽しいと思える仕事も経験することなく、
両親に気を遣い上司に気を遣い
友人に気を遣い、理想はいつも夢想。
自分を抑えるストレスが、
小さな衝動で爆発するのがいつも怖かったです。
たとえばお酒を飲んで
気が大きくなると爆発する。
シラフでも、
地雷を踏まれると突然キレてしまう。
爆発を抑えるために、
さらに自分を強く抑えて、
もっともっと笑顔を自分に強制して、、
こんなん、生きている意味ある?
と、マジメに考えた結果、
徹底して一人になってみました。
必ずシッペ返しをくらってしまう
さて、年齢が若いうちは
気力体力でピエロを押し通せます。
ただし、こころはいつまでも
我慢はしてくれません。
まずは無気力、抑うつ、お酒やタバコ、
過度の性欲求などいろんな形で
シグナルをだしてきます。
それでも無視し続けると、
今度は身体にヘルプサインを出してくるのです。
肩こり、頭痛、軽い吐き気、
眼精疲労に胃痛など、、、
でも、マジメな人ほど
「市販の薬で治す。」
「これは自分が弱いから。」
「自己啓発本を読む。」
といった、
間違った方向へ頑張りがち。
他人には気を遣いながらも、
自分に対しては真面目に
厳しくあたってしまいます。
これは綱引きの相手陣地へ
マジメに突き進んでいる状態です。
しかも相手が他人軸(=世間)では、
「ストイックに頑張るのはエライ。」
「苦労してこそ一人前。」
「社会人は我慢してナンボ・」
といった立派な態度とされているからこそ、
もっと立派になろうとして
間違った方向へグングン進みます。
そして思うのです。
「なんで頑張ってるのに報われないの?」
「なんで自分ばっかり貧乏くじをひくの?」
「同調圧力が窮屈で、消えてしまいたい。」
努力=報われる、
と信じてやまないマジメな人は、
不幸になる努力をマジメにして、
不幸になるという成果を
マジメにゲットしているのです。
目指す成果を得ている、
という意味では、
報われていると言えるのでしょうね。
しかも、自分の感覚を信じることを、
アダルトチルドレンやHSPには
許されなかった幼少期があることが多い。
そうしてついに、
「なんかおかしいぞ?」
と限界を迎えた方が、
カウンセリングに来られます。
いわゆる「普通」として、
カウンセリングを必要としない人は、
努力がツライ時点でやめます。
自分の判断を信じられるからです。
でも、ACやHSPの方は、
努力=命を守る行動。
良い子になって両親に
愛され、養われないと生きていけなかったので、
努力の内容を吟味する暇はなかったのです。
そうして自分を抑え、
他者のニーズをくみ取るトレーニングを
何十年も続け、大人になっても同じ行動を
繰り返してしまう。
さらに追い打ちをかけられるのは
生来のマイノリティさを抱える人達。
LGBT、身体・精神の障がいなど、
多数派=善というシステムに、
勝手にあてはめられてしまうと、
自分でこのシステムから
脱出しない限りは、
ずっと本心を抑え続けてしまいます。
僕は、そんなマジメな人達を
心底愛してやみません。
だからこそ、そのマジメさを、
そろそろ自分の幸せに使いましょうよ。
他人に迷惑をかけまい、
親に哀しい顔をさせまい、
自分が我慢すれば大丈夫。
誰よりも大事なあなたを、
後回しにするのをやめましょう。
僕みたいに全部投げ出す前に、
小さな一歩でいい、
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出も最初は「こんなの意味ある?」
と頭がこころにブレーキをかけてきます。
でも、続けてください。
苦しい行動パターンを刷り込まれた脳に、
バグを与えてください。
バグを起こせば、
今までの価値観を
手放して空きを作ることができます。
そこにすかさず、
「ねえ、君は何をしたら嬉しいの?」
と自分に聞いてみましょう。
毎日、聞いてみましょう。
何度も、聞いてみましょう。
今までずっと、
自分を後回しにした回数だけ、
気が遠くなるほどの回数を聞いてあげましょう。
この質問を、腹に落とし込めた瞬間、
一気に物の捉え方が変わります。
認めたくないドロドロした思いも、
ときには見ざるを得ません。
でもそれを認めたくない、
悪いものだと決めているのは、
実は間違ったマジメフィルターなのです。
今まさにカウンセリング中の方とは、
共同作業でこのフィルターを
見つけてはずすために、
汗かきベソかき踏ん張っています。
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