誰からも嫌われたくない心理の克服ステップ

嫌われたくなくて、つい相手に合わせる。

本音がいえないから嘘をつく。

八方美人と思われないかまた不安になる。

 

嫌われたくない心理にコントロールされると

自分は自分でいいという気持ち(自己肯定感)が

どんどん下がってしまいます。

 

すると、大事な決断も他人に任せたり、

気にし過ぎで楽しめなくなり、

そのうち生きている意味がわからなくなることも。

 

この記事では、嫌われたくない不安について、

5つの視点から克服のヒントをお伝えします。

 

心理カウンセラーとして、カウンセリング中に

使いながら効果があるものをピックアップしました。

記事末に動画の解説もつけていますので、

ぜひ最後まで目を通してくださいね。

 

嫌われるかもしれない「予期不安」が強いとき

nayami

上司のちょっとした顔色の変化で、

「嫌われてしまったかもしれない」

という予想で苦しめられるとき。

 

人に相談しても「気にし過ぎ」と言われて、

自分でもそう思うから

弱い自分が悲しくなってくる。

 

このタイプの人は、自分の成功体験

忘れてしまっているケースが多いです。

 

嫌われる不安に恐れることもできないぐらい

緊急事態でそんな暇がなかったとき

思い出してみてください。

 

仕事の対応量が多すぎて、

顔色を気にしている暇がなかった、

こどもが熱をだして

自己嫌悪うんぬん言っていられなかった。

 

過去のアルバイトでも、

子供の頃の運動会でも、

なんでもいいのです。

 

緊急の必要があって、

なりふり構わず行動せざるを得なかったこと

思い出してみてください。

 

そこにはあなただけのピンチを乗り越えた体験が

たくさん詰まっています。

 

周囲を気にせずに行動したほうが、

案外うまくいったぞ、という体験を

紙に書き連ねておくことで、

こころの深い部分に成功体験を定着させます。

 

ポイントは必ず手書きで行うこと。

 

こころ、といっても、脳細胞のかたまり。

人に話す、手を使って書くなど、

脳を刺激する方法でないと、

効果が得られなくなるからです。

 

嫌われ不安で相手に合わせすぎるとき

相手に嫌われたくない、

笑顔が消えるのが怖い。

 

こんな思いで相手に合わせすぎる人は、

こころのどこかで

「これだけ尽くしたから好かれて当然。」

と思う大きな期待があります。

 

この期待が満たされずいると、

もっと頑張ってしまうか、

怒りやガマンになってストレスをため込みます。

 

とくに恋愛関係になると、

尽くし過ぎて愛想良くしている反面、

突然キレてしまって相手を驚かせる、

というパターンになりがちです。

 

そうならないためにに、

怒ったり我慢の感情がでてきたときは、

その底に流れている感情を読み取ります。

 

会えなくて寂しいのか、

見捨てられそうな怖さを感じるのか。

 

相手の不義理を嘆くのではなく、

自分がどう感じているかを受けとめてあげると、

感情の暴走は止まっていきます。

 

嫌いな人からも好かれてしまうとき

もしもすべての人に嫌われずに済んだら、それはそれで苦しいものです。

嫌いな人から毎日のように誘われ、

お金も時間も無駄遣い。

 

おまけに本当に大事な人と過ごしたくても、

その相手を見つける時間も見いだせない。

 

これでは何で生きているのかわからなくなって当然です。

人から嫌われるということは、

なんとなく傷つく、というところに目が行きがちですが、

その勇気で自分の大事な時間を確保する意味では、

とても大事なことでもあります。

 

辛い感情を我慢すると捉えずに、

辛い感情もあっていいから、

自分を守るために嫌われてみよう、

という発想ができると、

人間関係が自分の本音どおりに楽になるのです。

自分が嫌いな人を好きになれるか

自分が嫌いな人を上げてみて、

その人に好いてくれるように強制されたらどう思うでしょう。

 

自分自身が自然に嫌いになる人がいるのに、

人には自分を好きになるように願う。

 

嫌われるのが不安過ぎるということは、

人に自分を好いてくれるように求める、

意外と傲慢な気持ちでもあります。

 

傲慢だととれる気持ちを、

大事に握りしめて不安になっている、

なんだかおかしな話に思えてこられればしめたもの。

 

人には自分を嫌う自由がある

自分にも人を嫌う自由がある

と認めてあげてくださいね。

短い会話を重ねるのも勇気

相手が自分を嫌うかどうかは、コントロールできず

決定権は100%相手にあります。

 

一つ一つの会話に目を向けるよりも、

いっそ解釈は相手の自由に委ねるほうが楽です。

 

不安感が強いと、相手の決定権を無視して、

わかってほしいがゆえに言葉の量が過剰になりがち

 

聴いている相手がうんざりしてイラ立ってくると、

もっと焦って弁解を重ねる悪循環に陥ります。

 

一回のコミュニケーションや、

短期間でわかってもらえなくてもいい、

どうせいつかはわかりあえる、と思えると、

すぐに好かれなくても大丈夫、

という気持ちでゆとりをもって接することができるのです。

 

誤解を失敗だと恐れずに、

粘り強く付き合うことが、

後々に大きな理解になってかえってくることもあります。

 

まさにカウンセラーと相談者の状態で、

何度も気持ちの確認をしながら会話を深める、

これを日常生活でも意識してほしいのです。

動画でも解説しています

嫌われたくない心理のできかた、

その克服プロセスまで、

2本の動画に分けて解説をしています。

 

1本目をコチラに貼り付けているので、

よければ連続で2つとも見てみてください。

※2つ目の動画は1本目の動画下にリンクを貼っています。