アダルトチルドレンは孤独感や寂しさを、
「感じてはいけない。」
とフタをしてしまいます。
意識してそうしているなら、
やめるのもカンタンなのですが、
無意識でやっているために
本人に自覚がありません。
親に構ってもらえなかった寂しさ、
家族という集団なのに感じる孤独感。
こんな感情をだしてしまうと、
良い子じゃなくなって親から見捨てられる、
という不安でいっぱいなのです。
この不安が極限まできたとき、
自分を隠したり完璧主義になったり、
おどけたり非行に走って注目を集めたり、
いろんな行動で自分を守ろうとします。
自分を守るための役割のタイプは、こちらにまとめています。
→ アダルトチルドレンが本音を隠すのはなぜ?自分を隠す人の心理と6つの役割
その結果、大人になっても
孤独感や寂しさを溜め込んでしまい、
何をしても楽しくない、
何のために生きているかわからない、
ときには無意識の我慢が爆発してキレてしまうことも。
今回はアダルトチルドレン独特の
孤独感や寂しさ、わかってもらえない辛さにフォーカスをあてて、
解消方法をお伝えしますね。
アダルトチルドレンの寂しさ・孤独感を感じきる方法
孤独感や寂しさは、感じきることを
意識するだけで、
これからの生き方がガラっと変わります。
やり方はカンタン。
夜に部屋に一人でいると感じる孤独、
寂しさが襲ってきたときに、
こころのなかで「こんにちは。」と
声をかけてみてください。
意外な答えでしたか?
もしかしたらバカバカしく思われたかもしれませんね。
それでもやってみてください。
そうすると、身体のどこかに
違和感があることに気づけます。
感じやすい場所としては、
ノド、肩、胸、胃、お腹まわり、腰など。
その場所にそっと手を触れて
意識をぐーっと集中させます。
そこからもう一度、
「こんにちは。ちゃんと気づいているよ。」
と声をかけてみるのです。
こころとも身体ともいいにくい、かすかな感覚。
これが無意識で我慢してきた
あなたの寂しさや孤独感の元の姿です。
寂しさや孤独を生んだ最初の感情は?
寂しい、孤独感という形になる前、
何かの出来事があって、
それにショックを受けたあなたがいます。
たとえば、親に構ってもらえなかった気持ち。
その底には、もっと自分を見てほしかったこと、
自分をわかってもらいたかったこと、
甘えたかったこと、
一緒に遊びたかったこと。
何か満たされなかった、
かけひきのない愛情を求めたあなたがいます。
この感情が満たされずに残り続けて、
おとなになっても化けてでている。
わけもなく表れていると思い込んでいる
アダルトチルドレンの孤独感や寂しさは
じつは「わけがあって」あなたに
認めてもらいたがっているのです。
身体の感覚に意識を向けて、
声をかけることで、
いままで無視をしてきた「わけ」に
寄り添うことができます。
感じきった感情は警告をやめてくれる
意識を向けて寄り添われた感情は
寂しさや孤独感といった警告を
脳に送ってこなくなるのです。
今までのあなたは、
孤独感や寂しさをマイナスの感情として、
「ネガティブ思考はダメ!」
と感じる前に抑え込んでいたのではないでしょうか。
こうすると、感情は暴走を繰り返し、
何度も脳に「聴いていますか?」と
警告を送り続けます。
そのたびにまた抑えつける、
警告を繰り返す。
この反復で、繰り返されるということは
重要な情報だ!と判断して、
より一層、孤独感や寂しさを強めてしまうのです。
アダルトチルドレンの場合、
孤独や寂しさを隠すことが
幼い時代の生き残り戦略であるため、
抑え方もとても強くなります。
そのため、大人になっても無意識に、
進んで孤独や寂しさを感じるための
行動をとってしまう。
でも、本人は無自覚だから原因がわからない。
アダルトチルドレンは
こうして追い詰められてしまうのです。
なのでまずは、
抑え込んでいた感情を見つけ、
感じきることで終わらせる作業をします。
「わかってもらえない」辛さも、寂しさのサイン
寂しさや孤独感は、
「どうせわかってもらえない」という
辛さとして表れることもあります。
自分で自分をわかってあげる
誰にもわかってもらえない辛さは、
実は自分で自分をわかってあげていない
裏返しになって現れます。
では、何をわかってあげていないのでしょうか。
それは心の奥にある「何をしてほしいか」
という気持ちです。
「わかってもらえない!」と感じる時、
その奥にはどんな気持ちがあるでしょう。
寂しいでしょうか。
悔しいのでしょうか。
辛いのでしょうか。
哀しいのでしょうか。
いずれにしても、
あなたが幼い頃から
抑えつけていた感情とリンクします。
兄弟姉妹ばかりかわいがられて寂しい。
もしくは親の関心を奪われて悔しい。
一人で頑張っても、褒めてくれなくてつらい。
誰も味方になってくれなくて悲しい。
こういった最初に湧き上がる感情を
あなたは無意識に抑えてしまい、
表面には「わかってもらえない」という
感情だけがわきあがってきます。
でも、無理もありません。
こういったネガティブな感情は、
抑えないと生きられない環境で
育ったのがあなただからです。
ありのままを愛されなかった人たち
わかってもらえない辛さを抱える人は
たいてい「良い子」なのが特徴です。
あなたも今、
心の中で頷いていませんか?
良い子を演じることでしか
親の関心を得られず、
受け容れてもらえない恐怖が
あったのかもしれません。
ありのままを表現できず、
周囲には良い子を演じる偽物のあなたが、
自然体のあなたと錯覚してしまう。
これが「わかってもらえない」状態です。
それは辛いですよね。
だってあなた自身は、
周囲のために犠牲になって頑張るのに、
それを当たり前と思われるのだから。
それでもあなたは、
本心を言おうとすると不安。
嫌われるかもしれない。
変な奴と思われるかもしれない。
周囲の期待にこたえたい。
こんな気持ちが邪魔をするかもしれません。
だからちょっとだけ、
一人でできる訓練をしてみませんか?
気持ちを口に出す練習をする
いきなり人に感情を伝えるのは、
ハードルが高いですよね。
そこでまずは、
「おいしい」「あつい」「つめたい」
など、五感を口に出す練習をしてください。
これなら一人でできますよね?
「しんどい」「つらい」「さみしい」「悲しい」
こういったネガティブな言葉もオッケーです。
むしろ、ネガティブなものほど、
ちゃんと口に出して言うのが大事。
良い子を演じがちなあなたは、
ネガティブな思いを押し込めて
しまうからです。
今までは頭のなかで思うだけで
感情を外に出すことって意識して
いなかったのではないでしょうか。
「そんなことをしたら、気持ちまで沈んでしまわないかな?」と心配になるかもしれません。
逆です。
抑えれば抑えるほど、
心は何度でもネガティブな信号を
送り続けてくるのです。
宅配便の再配達みたいなもので、
口に出して「受け取りました」
と意思表示をしてあげないと、
何度でも思いかえしてしまいます。
一人で訓練するうちに、
自然とありのままの自分を受け入れ、
周囲とうまく話す余裕が生まれます。
この余裕があってはじめて
相手に自然体で接することができるのです。
そうすれば、
偽物のあなたで頑張る必要がなくなり、
わかってもらえない気持ちが湧くことも
自然となくなってしまいます。
感情を差別しない
感情は、クシャミが出るのと同じ、
自然に現れる生理現象です。
クシャミが出るからと言って
罪悪感や抑うつ状態になる人は少ないですよね。
でもTPOをわきまえるのはクシャミと同じ。
いつでも抑えつけてしまっては、身体に悪いものが
どんどんたまっていってしまいます。
寂しさや孤独感などの、
いわゆる「暗い」気持ちは、
「明るい方が元気でイイ!」という
勝手な解釈で悪者にされてしまいがち。
でも本当は、感じきることで
次の一歩を思い浮かばせてくれる、
とても創造性のある貴重な感情なのです。
アダルトチルドレンにとって大事なのは、
どんな感情でも差別せずに受け取ること。
とはいっても、我慢のし過ぎで、
こころが拗ねてしまい、
感情がわからない人が多いのです。
「普通」に「明るい」人でいないと、
集団から孤立してしまうのではないか、
素の自分は受け入れられないのではないか、
という怖さが無意識で働くからです。
そこで今回は、身体の感覚から感じきる方法と、
口に出す練習を
お伝えしました。
あまりにも微細な感覚なので、
いきなりつかみとれなくても落ち込むことはありません。
くりかえし寄り添うことそのものが、
こころに安心感を与え、
少しずつ感情は見えやすくなります。
出始めた感情が寂しさや孤独感でも、
決して悪者にすることなく、
感じきることを意識してみてくださいね!
アダルトチルドレンの克服の流れ全体は、こちらの記事で解説しています。
→ アダルトチルドレンの克服・治し方|守る・癒す・育てる3ステップ
「一人で感じきろうとすると、寂しさに飲み込まれてしまいそう」
そう感じる方は、まずメールで受け取るところから始めてみてください。
7日間の無料メールレッスンでは、
動画とメールで、カウンセリングの中で実際にしていることを
少しずつお試しいただけます。
寂しさを悪者にせず、
「ちゃんと気づいているよ」と受け取れる日が、少しずつ増えていきますように。



