自己啓発書を読んだとき、気分が盛り上がるだけで、効果は長く続かない経験がありませんか?実はこの原因は潜在意思の反発にあるのです。
潜在意識の反発とは?
潜在意思の最大の目的は、あなたが死なないこと。だから今生きているあなたが、何らかの変化をすることが大嫌いなのです。
そこで自己啓発書を読むとどうなるか。
たとえあなたにとって良い変化だったとしても、変化を食い止めるために自己啓発書の内容と反対の発想ばかりが浮かんできます。
たとえばその本の悪評が目についたり、難しそうな内容を面倒だと思わせたり、潜在意識はあなたが変わらないように仕向けてくるのです。いわゆる3日坊主の症状ですね。
この反発をいかにして食い止めるかが、自己啓発書を「モノにする」秘訣になります。
潜在意識の反発をなくす方法
潜在意識はおだてに弱いので、少しでも褒められるとおおはしゃぎします。頭由来の理性とは違い、物事の大小の判断がつかないので、ささいなことでも嬉しがる性質があるのです。
それを逆手にとって、抱きしめたり声をかけたり、小さな成功でも褒めてあげるワークをします。このワークについては別の記事で書きました。
簡単に言えば、自己啓発の内容を100%できる内容まで細分化して、1つでもできたら自分で自分をほめまくるのです。そのとき、必ずクッションなどを潜在意識に見立てて、抱きしめたり「高い高い」をしてあげてください。
潜在意識をやる気にさせるには?
潜在意識をやる気にさせる方法は1つ。あなたが感情をこめて繰り返し指示をすることです。
感情をこめて、という部分ができない人が多く、機械的に目標を言い続けてしまいます。それでは潜在意識に届くことなく、反発されて3日坊主になってしまいます。
だからクッションを抱きしめたり、動作を加えて褒めたりするのが重要なのです。
繰り返し、というのも大事で、たとえば小学生が九九を覚えるケースと同じ。
最初は頭で考えていたのに、繰り返し唱えることで潜在意識に刷り込まれ、理屈で考えなくても覚えてしまいますよね。
この性質を利用して、徹底的に自己啓発書の内容を刷り込むと、効果は絶大。望み通りのあなたが手に入るのです。
それでもうまくいかないときは?
そもそも繰り返しが面倒になったり、できない自分にイライラしたりするときもあります。その場合は、自己肯定感が低すぎるケースがほとんどです。
今の自分がダメ!という暗示が強力にかかっているので、自己啓発書を読む間も焦っている。そうすると早く変わりたい気持ちと変われない焦りがぶつかり、自己嫌悪に陥る悪循環になります。
このような場合は、自己啓発でポジティブを目指すより、マイナスの気持ちをニュートラルにする方が先です。
まだリラックスしたり、趣味に没頭する余裕がある場合は、潜在意識にアクセスしてホンネを探ることも有効です。
潜在意識へのアクセスの仕方はこの記事で書いています。
一人ではもう限界!というときには、カウンセラーに相談することも検討してくださいね。一人で頑張り過ぎず、一緒に具体的な問題解決法を探っていきましょう。